建物の経年劣化は避けられません。放っておくとマンションの美観や居住性を損ねるだけでなく、
資産価値を落としてしまいます。資産価値を維持するためにも、大規模修繕が必要です。
01
修繕委員会の立ち上げ
02
施工業者の選定
03
建物の調査・診断
04
工事説明会
05
基本計画作成、計画の検討
06
詳細設計
07
総会の開催と決議
08
契約を締結
09
工事着工
10
工事完了
11
アフター点検
1.修繕委員会の立ち上げ
マンションの管理組合・理事会で大規模修繕工事を実施することが決定したら、「修繕委員会」を立ち上げます。
一般的に5~10人で構成し、大規模修繕工事を調整する重要な役割を果たします。
2.施工業者の選定
進め方は4つあります。
・コンサルタント(設計事務所など)に委託
・管理会社に委託
・施工会社に委託
・管理組合が自ら進める
それぞれに、メリットとデメリットがあります。
体制、費用、管理方法、知識など、しっかり検討した上で、選定します。
3.建物の調査・診断
施工業者が建物全体をチェックして、劣化状況を把握するための調査をします。
建物の調査・診断を受けることで、修繕費用の概算が算出できます。
4.工事説明会
施工業者が主催する工事説明会を開催します。資料は施工業者が用意します。
マンション側は、修繕委員会を中心に、会場の設営などを行います。
普段の生活をしながらの工事になるので、トラブル防止のために、工事の流れや内容、注意点などを周知しておくことが重要です。
5.基本計画作成、計画の検討
建物の調査・診断の結果によって、どの部分の工事が必要か、その範囲、期間、仕様、そして予算枠などを、施工会社が大規模修繕工事の基本計画を作成します。
施工会社から説明を受けた基本計画を、理事会・修繕委員会にて検討します。
6.詳細設計
理事会・修繕委員会にて検討された基本計画を基に、施工会社が詳細な工事設計をします。
7.総会の開催と決議
修繕委員会で総会を開催します。居住者の方に工事内容、スケジュール、会計の報告をし、承認してもらいます。
大規模修繕工事は、居住者の方の日常生活に大きな影響を与えます。
工事スケジュール・内容とともに、居住者の方がかぶるデメリットもしっかり認識してもらいましょう。
8.契約を締結
施工会社と工事請負契約書を取り交わします。
9.工事着工
まずは、仮設工事です。工事用の足場の設置や、塗料の飛散や落下物を防止するメッシュシートの設置を行います。
その後、躯体補修工事、タイル工事、シーリング工事、塗装工事、防水工事などを行います。
追加工事が必要になった場合、文書での確認を行う必要があります。
10.工事完了
工事が完了したら、竣工検査を行い、施工業者との間で工事完了引渡書を交わします。
各種工事保証書、各種材料出荷証明書、工事写真台帳、自主検査報告書など、完成書類を提出してもらいます。
11.アフター点検
完成引き渡しの後、施工業者による定期点検が実施されます。
大規模修繕工事に起因する不具合が発生している場合は、無償で対応してもらえます。
定期点検の時期は、【1・2・3・5・10年】です。
まずはご相談ください
しっかりと、丁寧に、ヒアリングをさせていただき、
最適な工事内容のご提案をいたします。
どんな細かなことでもご質問ください。
お気軽にご相談くださいませ。